BOMとは?
BOM(Bill of Material)は、1つの製品を作るために必要な部品や原材料の構成表です。
SAPでは、製品となる親品目に対して、構成品目、必要数量、単位、有効日付、BOM用途などを登録します。
たとえば完成品Aを製造するために、部品Bを2個、原材料Cを3kg使う場合、その構成を定義するのがBOMです。
BOMは製造指図、原価計算、MRP、購買依頼などに影響するため、生産管理では非常に重要なマスタです。
SAPにおけるBOMの基本項目
SAPのBOMでは、主に以下のような情報を確認します。
- 親品目
- 構成品目
- 構成数量
- 単位
- 有効開始日
- BOM用途
- 代替BOM
- 明細カテゴリ
- 不良率
親品目は、製造する完成品や半製品です。構成品目は、その親品目を作るために必要な部品や原材料です。
構成数量は、親品目を1個作るために必要な数量を表します。たとえば完成品1個に対して部品が2個必要な場合、BOM明細には数量2として登録されます。
有効開始日は、いつからそのBOM構成を使うかを管理する項目です。設計変更や部品変更がある場合、日付によって使用されるBOMが変わることがあります。
BOM展開
トランザクションコードCS12では、多段階BOMを展開して、製品がどの部品・半製品・原材料で構成されているかを確認できます。
CS12を使うと、完成品から下位構成品目までの階層を追えるため、部品構成の確認、所要量の確認、マスタ不備の調査に使われます。


CS12で確認できること
CS12では、ヘッダーデータ(親品目)に対して明細1行ごとに品目が入っています。
1レコードを選択して各明細画面に遷移できます。

また、明細の各品目ごとに「不良率」を確認することができます。SAPを導入している企業だと、どの品目が不良率が高いのか特定して業務改善を行う場合に確認する項目です。
まとめ
BOMは、製品を作るために必要な部品や原材料の構成表です。
SAPでは、BOMをもとに製造指図、MRP、原価計算などが動くため、生産管理では非常に重要なマスタです。
CS12を使うと、多段階BOMを展開して、完成品から下位部品までの構成を確認できます。実務では、構成品目の有無だけでなく、数量、単位、有効日付、BOM用途、不良率まで確認することが重要です。
