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  • AIツールを活用して簡単にウェブサイトを構築する方法

    AIツールを活用して簡単にウェブサイトを構築する方法

    近年加速するAIツール


    AI技術は近年、驚くべきスピードで進化しています。特にOpenAIがGPT-4をリリースした2023年以降、多くのAIツールが登場し、さまざまな分野で活用されるようになりました。その中でも、Webサイトの構築に特化したAIツールは大きな注目を集めています。2025年現在、AIを活用したWebサイト構築は、技術に詳しくない人でも簡単に実現できるまでに進化しています。

    使用したツール


    今回のWebサイト構築では、以下の2つのAIツールを使用しました。


    Image FXでは、サイトデザインのイメージ画像を生成しました。このツールでは、プロンプト(指示文)を入力するだけで、直感的で高品質なデザイン案を生成してくれます。私は最初、プロンプトを「Startup Company Website」と設定しましたが、希望通りの画像を得るために合計4回修正を行いました。最終的には、モダンで洗練された企業向けのウェブサイトデザインが完成しました。

    次に、V0を使用して、Image FXで作成した画像を基にWebサイトのソースコードを生成しました。このツールの強みは、生成したデザインをそのまま忠実にHTMLやCSSコードへ変換できる点です。以下のプロンプトを使用しました:

    「添付画像を忠実に再現したWEBサイトを作成してください。」

    V0にはプレビュー機能が搭載されているため、生成されたコードを即座に実行して確認できます。デザインが想定通りに反映されているか、細部まで確認することができました。

    作成した簡易的なサイト

    画像デザインとは少し異なる部分もありますが、AIツールを使用したことで、わずか10分程度で簡単なWebサイトを構築することができました。ヘッダー、ロゴ、背景画像などの要素を追加することで、さらに完成度を高めることが可能です。

    実際、これほど短時間でWebサイトを形にできるのはAIツールならではの魅力です。従来の手作業でのコーディングやデザイン作業と比較して、驚異的な効率性を実感しました。

  • 12 Days of Open AIの発表まとめ

    12 Days of Open AIの発表まとめ

    Day 1: OpenAI o1とChatGPT Proの正式リリース

    12月6日、OpenAIは新たなAIモデル「OpenAI o1」の正式版と、有料プラン「ChatGPT Pro」を発表しました。「OpenAI o1」は、画像アップロード機能の追加や回答速度の向上が特徴です。「ChatGPT Pro」は、月額200ドルでGPT-4oやAdvanced Voice Mode、専用のo1バージョンへの無制限アクセスを提供します。

    O1 Proの使用例は以下の記事で解説しています。

    Day 2: 強化学習型ファインチューニングの参加受付開始


    12月7日、OpenAIは「強化学習型ファインチューニング(Reinforcement Fine-Tuning)」の研究プログラムへの参加受付を開始しました。このプログラムは、特定の分野やタスクに特化したエキスパートモデルを構築する新しいアプローチを提供します。

    Day 3: 動画生成AI「Sora」の正式リリース

    12月9日、OpenAIは動画生成AI「Sora」を正式にリリースしました。「Sora」は、テキストプロンプトを入力することで短編動画を生成できる革新的なツールで、最大1080pの高解像度対応や多機能編集が可能です。

    Day 4: ChatGPTの「Canvas」機能を全ユーザーに開放

    12月10日、OpenAIはChatGPTの「Canvas」機能を全ユーザーに開放しました。「Canvas」は、文章やコードを編集・確認できる作業スペースを提供し、リアルタイムでの共同作業を可能にします。

    Day 5: ChatGPTとApple製品の完全統合

    12月11日、OpenAIはChatGPTをAppleデバイスに統合する新機能を発表しました。これにより、iPhone、iPad、Mac上でChatGPTをシームレスに利用できるようになり、Siriとの統合や執筆ツールの強化、カメラコントロールを活用した視覚データ解析が可能となります。

    Day 6: Advanced Voice Modeのビデオ通話・画面共有対応

    12月12日、OpenAIはAdvanced Voice Modeにビデオ通話と画面共有機能を追加しました。これにより、ユーザーはリアルタイムでの対話体験を大幅に向上させ、家庭や職場、趣味の場面でさらに深く活用できるようになります。

    Day 7: ChatGPTの「プロジェクト」機能を実装


    12月13日、OpenAIはChatGPTに「プロジェクト」機能を実装しました。この機能により、ユーザーは複数のタスクを一元管理し、効率的に作業を進めることが可能となります。

    Day 8: ChatGPT Searchの無料版公開


    12月14日、OpenAIはChatGPT Searchの無料版を公開しました。これにより、ユーザーはインターネット上の情報をリアルタイムで検索し、ChatGPTと連携して活用できるようになりました。

    Day 9: OpenAI o1のAPI提供開始と開発者向け特典


    12月17日、OpenAIは「OpenAI o1」のAPI提供を開始し、開発者向けの新機能を発表しました。これにより、開発者は「OpenAI o1」を自分のアプリケーションに組み込むことが可能となり、より高度なAI機能を提供できるようになります。

    Day 10: ChatGPTへの無料通話

    米国内のフリーダイヤル番号「1-800-ChatGPT(1-800-242-8478)」に電話をかけることで、ChatGPTと会話が可能です。月15分までの通話は無料で提供されています。ただし、米国外からの国際電話では利用できません。

    Day 11: アプリ連携の強化

    連携できるアプリ数がさらに増えました。NotionやMacのデフォルトアプリ(メモやテキストエディタなど)。
    連携させたアプリでは、アプリ内のテキストやソースコードについて質問することが可能になります。

    Day 12: O3とO3-miniの発表

    最終日では、2025年1月にリリース予定のO3というモデルが新たに発表されました。 9月に発表されたO1から大幅に性能が向上しており、モデルを評価する指標も新たなものへと変わりました。O1の時点でIQ130ほどあるみたいでしたが、そこからさらに進化するのは想像がつきません。

  • 【Apple Log】 iPhoneが変える映像制作の未来とACES対応

    【Apple Log】 iPhoneが変える映像制作の未来とACES対応

    iPhone 15 Proの新機能: ProRes Log対応とは?

    Appleが昨年発表したiPhone 15 Proは、映像制作のプロフェッショナル向けに多くの強力な機能を搭載しています。その中でも特筆すべきは、ProResフォーマットでのLogエンコーディングが可能になったことです。ProResは、映画やCMなどの高品質映像制作に使用されるコーデックで、従来は高価なカメラでしか実現できないクオリティを、iPhoneで手軽に扱えるようになりました。さらに、iPhone 15 Proは映画制作の世界的な色彩基準であるACES(Academy Color Encoding System)にも対応しており、これは業界全体にとって大きな進展だと考えています。

    2年前のAppleイベントの発表では、ユーザー待望のUSBC端子になったことで思ったほど話題になりませんでしたが、Log撮影できるということや、AppleLogの表現力には感動しました。

    近年のAppleイベントはiphoneで撮影されています。詳細はApple Newsroomで紹介されています。

    ACES(アカデミーカラーエンコーディングシステム)

    ACESは、映画芸術科学アカデミーによって開発された無料でオープンなカラーマネジメントおよび画像交換システムです。これにより、異なるカメラやソフトウェア間での色の再現性を統一することができます。ACESは、RGBベースのワークフローと超広色域、高いダイナミックレンジを提供し、プロの映像制作における色管理の標準として急速に普及しています。iPhone 15 ProのLog撮影機能とACESの組み合わせは、映像制作者がより正確で美しい映像を作成するための強力なツールとなります。

    Log撮影のメリットと映像編集での重要性

    Log撮影とは

    撮影時に映像のダイナミックレンジを最大限に活かして、後の編集工程で色や明るさを自由に調整できるフォーマットです。

    これは、特に映画やCMなどのプロフェッショナルな映像制作で重要な役割を果たします。Log撮影を行うことで、暗い部分から明るい部分まで、撮影時に失われがちな細部も後から修正可能となり、映像の質感や色の深みを細かくコントロールできるようになります。iPhone 15 ProのProRes Log撮影により、これまでのモバイル撮影では得られなかった柔軟性が実現されました。

    10bitのApple Logと8bitの違い:プロフェッショナル品質への飛躍

    iPhone 15 ProのApple Logは、10bitフォーマットに対応しており、これが従来の8bitフォーマットとどれほど異なるのかを理解することが重要です。

    8bitフォーマットでは、RGBそれぞれの色チャンネルに256階調(2の8乗)が存在します。つまり、全体で約1677万色(256×256×256)が表現可能です。しかし、10bitフォーマットでは、RGB各チャンネルで1024階調(2の10乗)が表現され、約10億7374万色(1024×1024×1024)となります。これは、8bitの色表現の約64倍の精度です。

    この違いにより、特に微妙なグラデーションや色の階調表現において、10bitの映像は圧倒的に滑らかでリアルな描写が可能です。色の境目が見えてしまう「バンディング現象」が減少し、プロフェッショナルな映像制作で求められる細かな色調補正や演出においても、10bitは非常に重要な役割を果たします。

    特に、iPhone 15 ProのApple Logは、SONYのFX3やFX30などの20~30万円クラスの一眼ミラーレスカメラと同等の品質を誇ると言われており、モバイルデバイスでありながら、ハイエンドな映像制作に耐えうるクオリティを実現しています。例えば、ソニーやパナソニックのハイエンドカメラが提供する10bit動画と同等の色再現性を、手軽に持ち運べるiPhone 15 Proで実現できるのは、クリエイターにとって非常に魅力的な選択肢です。

    実際のワークフロー: iPhone 15 ProでのLog撮影から編集まで

    Log撮影について
    Apple Logの編集について

    iPhone 15 ProでのLog撮影は、簡単な操作で行えますが、撮影後の編集こそがLog撮影の本領発揮の場です。撮影した映像は、ACES対応の編集ソフトを使ってカラーマネジメントを行い、理想の色彩を実現します。具体的なワークフローとしては、iPhoneで撮影した映像をMacに転送し、Final Cut ProやDaVinci Resolveといったプロ仕様のソフトでACESカラーシステムを使って編集します。色調補正、露出の調整、ガンマ補正などを行うことで、映像の質を極限まで高めることが可能です。

    実際のワークフローとしては、iphoneで外部ストレージにテザー撮影をした後、Macで編集を行います。

    結論

    iPhone 15 Proは、ProRes LogとACES対応によって、モバイルデバイスでの映像制作における新たな時代を切り開きました。これまで高価な専門機器でしか実現できなかったハイエンドな映像制作が、手軽なスマートフォンで行えるようになったことは、映画制作のプロからアマチュアまで幅広い層にとって大きなメリットです。特に、Log撮影と10bitフォーマットによって、プロフェッショナル品質の色表現が可能になり、クリエイターは色彩の可能性を最大限に引き出すことができるでしょう。

  • 【コスパ最高】Xiaomi TV a pro 43 2025が発売されました。

    【コスパ最高】Xiaomi TV a pro 43 2025が発売されました。

    4Kでコスパが良いテレビを探している。そんな方に今、一番おすすめのテレビがあります。

    Xiaomiから新型テレビが発売開始

    Xiaomi TV a pro 43 2025 というスマートテレビが2024年8月28日に発売が開始されました。

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    期間限定キャンペーン中!

    43インチモデルに関しては、2024年9月10日まで期間限定で1万円オフのクーポンが配布されています。
    定価より1万円安い、29,800円で購入が可能です。

  • Difyの基本ブロックを使ったワークフロー構築

    Difyの基本ブロックを使ったワークフロー構築

    Difyのワークフローとは?

    Difyで一連の処理を自動化してアプリケーションを作成できる機能のことを指します。

    Difyのワークフローを構築するにはノード(ブロックやツール)をマップ上に配置し、各ノードを線で繋いでいくことで構築することができます。

    ブロックの種類

    現在、ワークフローで実装できるブロックは以下の10種類があります。

    • LLM
    • 知識取得
    • 質問分類器
    • IF/ELSE
    • イテレーション
    • コード
    • テンプレート
    • 変数集約器
    • パラメーター抽出
    • HTTPリクエスト

    ワークフローの構築

    今回は4つのブロックを使って構築します。

    開始

    開始ブロックは、すべてのワークフローに必要なノードです。ここで入力した値を受け取ります。

    関数

    LLM は Chatflow/Workflow の中心的なノードであり、大規模言語モデルの会話/生成/分類/処理などの能力を活用して、多様なタスクを提示された指示に基づいて処理し、ワークフローのさまざまな段階で使用することができます。

    LLMのモデルを選択することができますが、今回はデフォルトで設定されている「gpt3.5」にしています。

    LLM

    カスタムロジックの実装のために、PythonまたはNode.jsを使用してコードを記述します。

    関数の引数として使用する変数と出力用の変数を定義して使用することができます。

    
    def main(arg1: int) -> dict:
    
        return {
            "prompt" : arg1 + "に関する技術的なドキュメントを生成してください。ハルシネーションは出力しないでください。",
        }

    arg1→開始ブロックで入力された値が格納されている変数

    prompt→出力用に定義した変数

    終了

    ワークフローの最終出力コンテンツを定義します。すべてのワークフローには、実行が完了した後に最終結果を出力するために少なくとも 1 つの終了ノードが必要です。

    終了ノードはプロセスの終了点です。このノードの後にノードを追加することはできません。ワークフロー アプリケーションでは、終了ノードに到達したときにのみ結果が出力されます。プロセスに条件分岐がある場合は、複数の終了ノードを定義する必要があります。

    終了ノードは、上流ノードの出力変数を参照できる 1 つ以上の出力変数を宣言する必要があります。

    構築のポイント

    ①変数の使用

    今回のポイントはLLMに渡すプロンプトを変数にしておき、後から編数したり再利用しやすくしています。

    同様の目的であれば、「テンプレート」というブロックでも実現可能ですが個人的には関数のブロックの方が使いやすかったので今回はこのような形でワークフローを構築しています。

    ②プロンプト

    今回は、プロンプトの文章に「ハルシネーションを使用しないでください。」という一文を追加しています。これは、AppleがApple interigenceに使用しているプロンプトであり、一定の効果があるようです。

  • 【SAP】クライアント依存、非依存

    依存、非依存

    SAPシステムでは、クライアント依存オブジェクトとクライアント非依存オブジェクトが存在します。クライアント依存オブジェクトは、各クライアントに固有のデータや設定であり、他のクライアントには影響を与えません。一方、クライアント非依存オブジェクトは、全てのクライアントで共通のデータや設定であり、特定のクライアントでの変更は他のクライアントにも反映されます。

    依存オブジェクトと非依存オブジェクトの例

    オブジェクトの種類依存オブジェクトの例非依存オブジェクトの例
    カスタマイジングクライアント設定、伝票番号範囲、画面レイアウト、権限設定IMGアクティビティ(一部)
    マスタデータ顧客マスタ、仕入先マスタ、品目マスタ、ユーザーマスタ言語設定、国設定
    トランザクションデータ受注伝票、出荷伝票、請求伝票、会計伝票
    プログラムABAPプログラム、汎用モジュール、BAdI、Enhancement Spot
    テーブル系データエレメントテーブル定義、ドメイン
    その他バリアントトランザクションコード

    この表のように、クライアント固有の設定(環境設定や会社データなど)は依存、そうでないものは非依存となります。

  • 【内部結合】Inner Joinを利用してデータを取得する方法

    【内部結合】Inner Joinを利用してデータを取得する方法

    内部結合とは

    ABAPにおける内部結合(Inner Join)は、複数のテーブルを共通キーに基づいて結合し、必要なデータをまとめて取得するための命令です。

    基本的には SELECT 文と組み合わせて使用し、指定した2つのテーブルの間で結合条件を満たすレコードを抽出します。

    内部結合のイメージを図示すると、結合部分だけを取り出しているように考えるとわかりやすいでしょう。

    基本構文(Inner Joinの基本)


    2つのテーブルを内部結合する場合、基本的な構文は以下のとおりです。

    SELECT COLUMNS
      FROM TABLEA
      INNER JOIN TABLEB ON
        TABLEA~COLUMNS = TABLEB~COLUMNS
      INTO TABLE @INNER_TABLE.

    ON 句の直後に結合先のテーブルを指定し、その次に結合条件を記述します。

    3つのテーブルを内部結合する方法

    続いて、3つのテーブルを内部結合する例を見てみましょう。

    たとえば、テーブルAとテーブルBは「COLUMNS1」で結合し、テーブルAとテーブルCは「COLUMNS2」で結合するケースを想定します。

    SELECT COLUMNS1,
           COLUMNS2
      FROM TABLEA
      INNER JOIN TABLEB ON
        TABLEA~COLUMNS1 = TABLEB~COLUMNS1
      INNER JOIN TABLEC ON
        TABLEA~COLUMNS2 = TABLEC~COLUMNS2
      INTO TABLE @INNER_TABLE.


    結合したいテーブルの数だけ INNER JOIN と結合条件を追加していけば、複数のテーブルを同時に結合できます。


    INTO TABLE で指定するテーブル変数の直前に @ をつける記法は ABAP 7.4 以降で導入されたもので、最新の構文に対応しています。

    まとめ

    • 内部結合を使う際は、まず2テーブルでの基本的な構文を押さえましょう。
    • 複数テーブルを結合する場合は、結合するテーブルとその条件をひとつずつ追加していくイメージです。
    • 実際の開発では、WHERE 句なども組み合わせて条件がより複雑になることがよくありますが、今回紹介したポイントを理解しておけば対応しやすくなります。


    以上がABAPでの内部結合(Inner Join)の基本的な使い方です。複数テーブルを結合して効率的にデータを取得したいときに、ぜひ活用してみてください。

  • 文字コードの基礎知識

    文字コードの基礎知識

    文字コードとは

    文字コードとは、コンピュータで出力される文字をコンピュータが認識するために必要なコードのことを言います。1文字ごとに文字コードは割り当てられていて、さまざまな規格があります。

    文字コードと文字エンコーディングの基礎

    コンピュータは、文字を数字で表現します。この対応関係を定めたものが「文字コード」です。例えば、ASCIIコードでは、アルファベットの “A” は 65、”B” は 66 という数値に対応します。

    しかし、文字コードだけでは、コンピュータ上でどのように文字を表現するかは決まりません。そこで、「文字エンコーディング」が登場します。文字エンコーディングは、文字コードで定義された数値を、コンピュータ上で実際にどのように表現するかを定める方式です。

    エンコーディングは、文字コードの表示方法を決める役割があります。

    ASCII

    ASCIIは1967年に定められた文字コードの形式です。7ビットのシングルバイト文字コードで、コンピュータ上では7ビットまたは8ビットで保存されます。8ビット目が利用される場合、パリティビットとしてエラー検出に使われたり、拡張文字を表現するために使われたりします。ASCIIはタイプライターで使用されることを想定して作られましたが、その表現力の限界から、様々な拡張方法が生み出されました。

    ASCIIの拡張とUnicodeの誕生

    ASCⅡの拡張として、

    例えば、IBM PCでは、8ビット目を活用して128種類の文字を追加したコードページ437が使用されました。また、日本語を表現するために、JIS X 0201やShift_JISなどの文字コードが開発されました。日本語など、文字の種類が多い言語はマルチバイトエンコーディングにより、コンピュータ上で文字を表現されています。これらの文字コードは、ASCIIをベースにしながらも、それぞれの国の言語や文化に合わせて文字を追加しています。例えば、Shift-JISでは、半角カタカナは1バイト、ひらがな・漢字は2バイトで表現されます。

    しかし、これらの拡張は互換性がなく、異なる文字コード間でのデータ交換が困難でした。そこで、世界中の文字を統一的に扱うためにUnicodeが開発されました。Unicodeは、ASCIIを包含しつつ、世界中の文字を表現できる文字コード体系であり、現在では国際的な標準となっています。

    Unicode

    Unicodeは、世界中の文字を統一的に扱うための文字コード規格です。ASCIIを包含しつつ、世界中の文字を表現できる文字コード体系であり、現在では国際的な標準となっています。また、UTF-8、UTF-16、UTF-32 などの文字エンコーディングが使用されます。

    • UTF-8: 最も広く使用されている文字エンコーディングです。1文字を1~4バイトで表現します。ASCII 文字は1バイト、日本語などの多くの文字は3バイトで表現されます。
    • UTF-16: 1文字を2バイトまたは4バイトで表現します。Java や Windows などで使用されています。
    • UTF-32: 1文字を4バイトで表現します。すべての文字を固定長で表現できるという利点がありますが、容量が大きくなるという欠点もあります。

    文字エンコーディングの重要性

    文字エンコーディングを正しく設定しないと、文字化けが発生します。文字化けとは、文字が正しく表示されない現象です。例えば、日本語の文章を Shift-JIS でエンコードしたファイルを、UTF-8 でデコードすると、文字化けが発生します。

    文字化けを防ぐためには、ファイルを作成する際や、Webページを表示する際に、正しい文字エンコーディングを指定する必要があります。

  • 【Excel】マクロで提出前の作業を自動化

    【Excel】マクロで提出前の作業を自動化

    カーソルをA1セル、拡大率100%にしたい

    業務中で提出前に「エクセルファイルのカーソルをA1セル、拡大率100%にする作業がめんどくさい」と感じたことはないでしょうか?私は何度もあります。ただ、今までその作業を自動化しようと考えたことは一度もありませんでした。

    今回は、そのめんどくさい作業をマクロによって自動化することができたので共有したいと思います。

    作成にあたり、Copilotに質問しながら作成しました。作成に少し時間はかかりましたが、内容を理解しながらマクロを組むことができました。

    マクロの実装

    マクロを実装する為にまず以下の操作を行います。

    1. 開発タブ>マクロを選択
    2. 関数名を入力して編集画面に遷移

    これでマクロを作成できる状態になりました!それでは早速実装していきましょう!

    ソースコードの入力

    今回作成したソースコードはコピペで実装できます。

    Sub A1_100()
        Dim Column As Integer
        Dim Sheet As Worksheet
        Dim FilePath As String
        Dim FileName As String
        Dim wb As Workbook
        Dim ws As Object
    
        Column = 4
        Set Sheet = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")
    
        ' ファイルパスを指定
        FilePath = Sheet.Range("A2").Value
    
        ' ファイル名を取得
        FileName = Dir(FilePath & "\" & "*.xlsx")
        Do While FileName <> ""
    
            ' ワークブックを開く
            Set wb = Workbooks.Open(FilePath & "\" & FileName)
    
            For Each ws In ActiveWorkbook.Sheets
                ' ここに処理を記述...
                ' 例:A1セルを選択し、拡大率を100%に設定
                ws.Activate
                ActiveSheet.Range("A1").Select
                ActiveWindow.Zoom = 100
            Next ws
            Sheets(1).Select
    
            ' ワークブックを保存して閉じる
            wb.Save
            wb.Close
    
            '対象のファイル名を貼りつけ
            'Sheet.Range("A" & Column).Value = FileName
    
            ' 次のファイル名を取得
            FileName = Dir
            Column = Column + 1
        Loop
    End Sub

    実行手順

    1. フォルダを作成し、対象のエクセルブックを移動させる
    2. 作成したフォルダのパスをA2セルに入力
    3. マクロの実行

    手順としては上記の通りで、かなりシンプルに実施できると思います。

    実行結果

    今回作成したマクロは、作成したフォルダ内のエクセルブックを下から実施する仕様となっています。フォルダの順番通り上から実施したい場合は、エクセルのブック名を配列に格納して下から実施する必要があります。

    こちらのマクロの改良については今後挑戦しようと思います。

    もし、A1 拡大率100%の処理を実施したい方はこのマクロを使ってみて下さい!

  • 【SWELL】GlassmorphismデザインのCSSカスタマイズ

    【SWELL】GlassmorphismデザインのCSSカスタマイズ

    Glassmorphism

    ここ数年で流行りつつあるデザインに、「Glassmorphism」というものがあります。

    このデザインは、リッチなウェブサイトやアプリの表現として使われていることが多いようです。

    AppleのVision Pro のアプリはこのGlassmorphismのデザインが至る所で使用されており、独特の美しさを醸し出しています。

    当サイトでもこの美しいデザインを取り入れたいと考えており、Wordpressのテーマ「SWELL」をカスタマイズして実装していきます。

    ヘッダーカスタマイズの実装方法を解説

    早速ですが、SWELLのヘッダーのカスタマイズ方法を解説していきます。

    (既に実装済みなので、手順のみ紹介していきます。)

    STEP
    カスタマイズを選択
    STEP
    追加CSSをクリック
    STEP
    CSSを追加

    テーマのカスタマイズですが、意外と簡単に実装することができます。

    追加したCSSはこちらのサイトを参考にして、CSSのクラス名をSWELLで実装できるように変更しています。

    ヘッダー以外のデザインも行いたい場合は以下のCSSのクラス名を変更して使用すると実装可能です!

    /* Glassmorphism */
    /* 背景 */
    .bg {
      width: 100%;
      padding: 60px 30px;
      display: flex;
      align-items: center;
      justify-content: center;
    }
    /* ガラス本体 */
    .glass {
    	margin-top: 15px;
      width: 100%;
      max-width: 600px;
      padding: 30px;
      background-color: rgba(255, 255, 255, 0.04); /* 背景色 */
      border: 1px solid rgba(255, 255, 255, 0.35); /* ボーダー */
      border-right-color: rgba(255, 255, 255, 0.2);
      border-bottom-color: rgba(255, 255, 255, 0.2);
      border-radius: 15px;
      -webkit-backdrop-filter: blur(20px); /* ぼかしエフェクト */
      backdrop-filter: blur(15px);
    }
    /* ガラス内の要素 */
    .glass {
      text-align: center;
      color: #fff;
      font-family: "Heebo", sans-serif;
      font-size: 20px;
      font-weight: bold;
      letter-spacing: 0.06em;
    }
    .glass p {
      margin-top: 20px;
      color: #fff;
      font-size: 14px;
    	font-weight:Normal;
    }
    

    Glassmorphismの実装箇所

    Glassmorphismのデザインをサイトに取り入れる際、難しいと思った点が2つあります。

    1. ガラスデザインの取り入れすぎはNG
    2. 透明度の調整

    1.ガラスデザイン取り入れすぎはNG

    このガラスデザインは密集した場所に複数設置してしまうと、やや鬱陶しいと感じてしまいます。

    CSSで「border」の値を調整して、やや存在感を薄くすると問題が解決されるかもしれません。

    2.透明度の調整

    ガラスデザイン特有の悩みですが、透明度を調整する際に薄くしすぎてしまうと自分がサイト内で際立たせたいものの存在感が無くなってしまいます。

    これには十分注意して下さい。

    高度なカスタマイズ

    詳細は省略しますが、当サイトのSELLlテーマをさらにカスタマイズしたのでカスタムCSSコードを貼っておきます。

    <div class="bg">        <div class="glass">              <h1>IT LIFE</h1>              <p>Let's start learning to code</p>        </div>  </div>
    #post_slider .p-postList__item{
    	transform: perspective(0);
      backface-visibility: hidden;
    }
    
    /*メインビジュアル下の空白削除 */
    .top #content {
      padding-top: 0 !important;
      margin-bottom: 0;
    }
    
    #header {
    	margin: 0 auto;
    }
    
    
    .p-breadcrumb.-bg-on {
        background-color: black;
    }
    
    
    /*ヘッダーフォント*/
    .ttl {
    	font-family: "SF Pro JP", "SF Pro Text", "SF Pro Icons", "Hiragino Kaku Gothic Pro", "ヒラギノ角ゴ Pro W3", メイリオ, Meiryo, "MS Pゴシック", "Helvetica Neue", Helvetica, Arial, sans-serif;
    	font-style: normal;
    }
    .ttl:hover {
    	color: #147CE5;
    }
    .c-gnav>.menu-item>a .ttl {
    	font-size: 13px;
    }
    
    
    /* Glassmorphism */
    /* 背景 */
    .bg {
      width: 100%;
      padding: 60px 30px;
      display: flex;
      align-items: center;
      justify-content: center;
    	position: relative;
    }
    /* ガラス本体 */
    .glass {
    	margin-top: 15px;
      width: 100%;
      max-width: 600px;
      padding: 30px;
      background-color: rgba(255, 255, 255, ); /* 背景色 */
    
      border-right-color: rgba(255, 255, 255, 0.2);
      border-bottom-color: rgba(255, 255, 255, 0.2);
      border-radius: 25px;
      -webkit-backdrop-filter: blur(20px); /* ぼかしエフェクト */
      backdrop-filter: blur(99px);
    }
    /* ガラス内の要素 */
    .glass {
      text-align: center;
      color: #fff;
      font-family: "Heebo", sans-serif;
      font-size: 20px;
      font-weight: bold;
      letter-spacing: 0.06em;
    }
    .glass p {
      margin-top: 20px;
      color: #fff;
      font-size: 14px;
    	font-weight:Normal;
    }
    
    /*.glass :: before {
    	 content: "";
      position: absolute;
      top: 0;
      left: 0;
      width: 100%;
      height: 100%;
    	filter: blur(3px);
    	Z-index: -1;
    }*/
    
    
    .bg {
    	content: ""; /* 必須 */
      top: 0;
      left: 0;
      width: 100%;
      height: 100%;
      border-radius: 2.5rem;
    background-color:hsla(0,100%,50%,1);
    background-image:
    radial-gradient(at 40% 20%, hsla(28,100%,74%,1) 0px, transparent 50%),
    radial-gradient(at 80% 0%, hsla(189,100%,56%,1) 0px, transparent 50%),
    radial-gradient(at 0% 50%, hsla(355,100%,93%,1) 0px, transparent 50%),
    radial-gradient(at 80% 50%, hsla(340,100%,76%,1) 0px, transparent 50%),
    radial-gradient(at 0% 100%, hsla(22,100%,77%,1) 0px, transparent 50%),
    radial-gradient(at 80% 100%, hsla(242,100%,70%,1) 0px, transparent 50%),
    radial-gradient(at 0% 0%, hsla(343,100%,76%,1) 0px, transparent 50%);
    
    }
    
    /*スマホサイズ メイン */
    @media screen and (max-width:600px) {
    	.bg {
    		padding: 30px 30px;
    		border-radius: 2.0rem;
    	}
    	.glass {
    		margin-top: 0px;
    	}
    	
    }
    
    
    
    /* ヘッダー */
    .-txt .c-headLogo__link{
    			font-family: "SF Pro JP", "SF Pro Text", "SF Pro Icons", "Hiragino Kaku Gothic Pro", "ヒラギノ角ゴ Pro W3", メイリオ, Meiryo, "MS Pゴシック", "Helvetica Neue", Helvetica, Arial, sans-serif;
    }
    
    .l-header__inner{
    		background-color: rgba(50, 50, 50, 0.70); /* 背景色 */
    	  border: 1.5px solid rgba(255, 255, 255, 0.08); /* ボーダー */
      border-right-color: rgba(255, 255, 255, 0.2);
      border-bottom-color: rgba(255, 255, 255, 0.2);
    	border-radius: 30px; 
    	color: black;   
    	-webkit-backdrop-filter: blur(20px); /* ぼかしエフェクト */
      backdrop-filter: blur(5px);
    	position: fixed;/*fixedで固定*/
    	box-shadow: 0 1px 1px rgba(0,0,0,0.2);
    }
    
    /* ヘッダーホバーアニメーション */
    .l-header__inner:hover {
    	/*background-color: rgba(255, 255, 255, 0.23);*/
    	transition: background-color 0.8s
    }
    
    /* ヘッダー追従 */
    .l-header__inner {
    	width:100%;
    	color:white;
    	margin: 0 auto;
    }
    
    
    /*メニューカスタマイズ*/
    .c-gnav .sub-menu {
    	font-size: 13px;
    	background-color: rgba(255, 255, 255, 0.65); /* 背景色 */
    		  border: 1px solid rgba(255, 255, 255, 0.35); /* ボーダー */
    	border-radius: 8px; 
    }
    
    
    /*ヘッダー幅*/
    @media screen and (min-width:960px) {
        /* ヘッダーメイン*/
    
    	.-txt .c-headLogo__link{
    			font-family: "SF Pro JP", "SF Pro Text", "SF Pro Icons", "Hiragino Kaku Gothic Pro", "ヒラギノ角ゴ Pro W3", メイリオ, Meiryo, "MS Pゴシック", "Helvetica Neue", Helvetica, Arial, sans-serif;
    		font-size: 18px;
    		font-style: normal;
    	}
    	.-series .l-header__logo  {
        padding: 0;
    	}
    	.l-header__inner {
    		margin: 9px;
    	}
    	
    	.l-header__inner.l-container {
    	max-width: 900px;
    	margin-left: calc((100% - 900px) /2);
    	margin-right: calc((100% - 900px) /2);
    	height: 65px;
     }
    	
    	
    	.c-gnav .sub-menu:before {
    		border-radius: 8px
    	}
    }
    
    @media screen and (max-width:720px) {
    	.l-header__inner.l-container {
    		max-width: 100%;
    		
    	}
    }
    
    @media screen and (min-width:600px) {
    		.-txt .c-headLogo__link{
    			font-family: "SF Pro JP", "SF Pro Text", "SF Pro Icons", "Hiragino Kaku Gothic Pro", "ヒラギノ角ゴ Pro W3", メイリオ, Meiryo, "MS Pゴシック", "Helvetica Neue", Helvetica, Arial, sans-serif;
    		font-size: 20px;
    		font-style: normal;
    	}
    }
    
    
    
    /*moreボタン*/
    a.btn_text:hover{
    	background-color: rgba(255, 255, 255, 0.20);
    	border: 0.25px solid rgba(255, 255, 255, 0.35);
    }
    
    button.c-fixBtn.c-plainBtn.hov-bg-main:{
    	background-color: rgba(255, 255, 255, 0.30);
    	border: 0.25px solid rgba(255, 255, 255, 0.35);
    }
    
    .c-fixBtn:hover {
    	background-color: rgba(255, 255, 255, 0.30);
    	
    }
    
    
    button.c-tabList__button:hover{
    	background-color: rgba(255, 255, 255, 0.30);
    	border: 0.25px solid rgba(255, 255, 255, 0.35);
    	border-radius: top 8px;
    }
    
    .is-style-default>.c-tabList .c-tabList__button:hover, .is-style-default>.c-tabList .c-tabList__button[aria-selected=true] {
    	background-color: white;
    	border: 0.25px solid rgba(255, 255, 255, 0.35);
    	color: black;
    	border-radius: 8px;
    }
    
    .is-style-default>.c-tabList .c-tabList__button:hover, .is-style-default>.c-tabList .c-tabList__button:hover {
    	background-color: rgba(255, 255, 255, 0.30);
    	border: 0.25px solid rgba(255, 255, 255, 0.35);
    	color:white;
    	border-radius: top 8px;
    }
    
    
    
    
    
    

    カスタマイズの参考にしたサイト

    https://web-dev.tech

    https://sgs-prog.com

    https://motoki-design.co.jp/wordpress