Geminiの活用方法を考察してみた

Geminiの発表

2023年12月7日、先日Googleから新しいAIモデルの発表がありました。

Geminiはマルチモーダルという仕組みが採用されており、テキストや画像、音声から総合的にデータの取得・分析を行います。

性能はGPT4を凌ぐ性能だといわれており、各専門家のトップと同じ程度と語られています。

Geminiのモデルについて

Geminiには3種類のモデルがあります。

・Gemini nano

デバイス上のAI。PixcelシリーズなどのGoogleデバイスに搭載される予定。

・Gemini pro

Bardにすでに搭載されているモデル。幅広いタスクに対応できる。

・Gemini Ultra

最大性能のモデル。2024年1月から利用できる。

Geminiでできること

  • 数学、物理の問題の解説
  • コーディングのアドバイス(Python, JAVA, C++,Go)
数学、物理の問題の解説
コーディングのアドバイス

理系分野の問題の解説やコーディングの補助など、教育分野に活用できそうです。

また、日々の学習として動画のインプットに加えてBardでわからない問題の解説もしてもらえるということがわかりました。

まとめ

私がお勧めする活用方法は、学習コーチ兼講師として活用することです。塾の先生みたいなイメージです。

GPTSのように個別チャットボットが作成できるようになるとかなり使いやすくなると思います。

日本語対応に関してはすでに行われているので、良い利用方法を見つけたいです。

GoogleI/O’23の注目ポイント

Bardがついに日本語化

Googleから先日GoogleI/O’23 にてAIや新製品について発表がありました。

ついにGoogleが提供するAIサービスであるBardが日本語対応と同時に世界180か国で利用可能になりました。

Google I/O ‘23

GoogleI/O’23

GoogleI/O’23で注目すべきポイントは

  • Bard
  • Google検索
  • デバイス

この3つだと思います。YouTubeの動画は日本語字幕で視聴できるため、早めに情報を取得しておきましょう。

Bard

BardはWaitListの廃止、日本語対応、API(拡張機能)、GooGleサービスとの統合。今回の発表はかなり興味深い内容となりました。「ChatGPTに後れを取っているわけではなく、同じことができるぞ」というGoogleの主張が垣間見えました。

また、他のAIサービスとの差別化ポイントとして、Googleサービスとの統合と情報ソースの正確性が挙げられます。GmailやスプレッドシートなどのサービスとAIの連携が直接とれるようになります。

さらに、情報のリンクを分かりやすく表示したりBardで生成した画像に情報ソースやプロンプトを付け加える機能が紹介されました。

Google検索

近い将来、Google検索の体験も大きく変わります。

標準でAIが検索(質問)に回答してくれて、その下に従来の検索結果を表示する形式になるようです。

検索方法も単語ではなく、完全にテキストベースに代わると思います。

デバイス

今回以下の3つの製品が発表されました。

  • Pixcel Tablet
  • Pixcel Fold
  • Pixcel 7a

Googleのエコシステムもかなり充実してきたようで、ようやくAppleのエコシステムから離れる準備ができそうです。