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APPEND命令とは
APPEND命令とは、内部テーブルにデータを格納できる命令です。この命令では、内部テーブルの一番下の行に格納されていきます。
以下が基本的な記述方法になります。構造から内部テーブルへ格納するのが一般的です。
APPEND (構造) TO (内部テーブル).
この命令では構造から内部テーブルに1行分格納することができます。
APPEND INITIAL (構造) TO (内部テーブル).
内部テーブルの先頭行にレコードを格納したい場合は「INITIAL」を使います。
【ABAP】APPEND命令:内部テーブルへの行追加3分で解説
【初心者向け】ABAPのAPPEND命令―内部テーブルへのレコード追加処理をサンプルコード付きで解説。初めてABAPを勉強している方でも理解できるよう実際のソースコードや解説…
フィールドシンボルを割り当てて内部テーブルに格納する
構造から内部テーブルに格納するだけでなく、フィールドシンボルを割り当てて内部テーブルに格納することもできます。
APPEND LINE TO (内部テーブルA) ASSIGNING (フィールドシンボル).
(フィールドシンボル)-項目A = XXX.
(フィールドシンボル)-項目B = XXX.
直接値を指定して格納する
APPEND VALUE #( 項目A = ‘XXX’ 項目B = ‘YYY’ ) TO 内部テーブル.
この命令は「#」によって構造体が自動で作成され、内部テーブルに追加したいデータをカッコ内に記述します。
APPEND命令ではデータを内部テーブルの最後の行に追加しています。
LOOP文を使って複数行格納する
内部テーブルから別の内部テーブルへデータを格納したい場合、LOOP文とAPPEND命令を組み合わせて使用することができます。
LOOP AT (内部テーブルA) INTO (構造).
APPEND (構造) TO (内部テーブルB).
ENDLOOP.
APPEND文のみで複数行格納する
内部テーブルから別の内部テーブルに複数行格納する際にAPPEND命令だけを使うこともできます。
APPEND LINES OF (内部テーブルA) TO (内部テーブルB).